お盆は、先祖の霊を迎え供養(くよう) *するための日本の伝統的な行事です。
仏教の教えに基づき、亡くなったご先祖の霊をお迎えし、家族が集まり供養する時期として重視されています。
お盆の期間は、8月13日〜16日の4日間が一般的ですが、地域や家庭によって異なります。
*供養:故人の冥福(死後の幸福)を祈り、その霊を慰めるための行為全般を指す
お盆のキュウリ・ナスの牛馬はなんのため?
お盆には、ご先祖が帰るための道しるべとして、キュウリとナスで作った牛馬を飾る風習があります。
キュウリの馬:霊を速く迎えるために使われます。
ナスの牛:霊をゆっくり送り出すために使われます。
これらの飾り物には、先祖の霊が無事に帰り、また無事に送り出されることを願う気持ちが込められています。
お盆の伝統料理
お盆に食べる料理には、先祖への感謝や供養の意味を込めたものが多くあります。
以下に代表的な料理や食材を紹介します。
① 精進料理
精進料理は、命を尊ぶ意味を込めて、肉や魚を使わず、植物性の食材のみで作られます。また、ニンニクやニラなど辛味や香りが強い食材は、食べると煩悩を刺激するとされて避けられます。 お盆に供えるための料理として、一汁三菜が基本とされています。
② 団子
お盆の団子には、お迎え団子、お供え団子、送り団子の3種類があります。
・お迎え団子:帰ってきた先祖の霊を迎えるため、霊の疲れを癒す意味が込められています。
・お供え団子:先祖をもてなし、敬意を表す意味があります。
・送り団子:霊が帰る際の「お土産」として、送り出す意味が込められています。
③ 果物
お盆の食文化において、果物は重要な役割を果たします。お供え物としては、丸い(円)果物が好まれます。丸い形は、故人との「縁」を象徴するためです。その後、家族がそれをいただく習慣があります。 お
お盆の食文化の背景
お盆の食文化には、亡くなった人々に対する感謝の気持ちが色濃く表れています。
先祖を供養することは、家族の絆を深めるとともに、命を尊ぶ心を育む大切な儀式です。また、季節感を大切にした料理は、地域や家庭ごとの独自性が色濃く反映されます。
現代のお盆と食文化の変化
近年、お盆の過ごし方や食文化にも変化が見られます。忙しい現代人の生活スタイルに合わせて、家族で集まる機会が減少したり、簡単に作れるお盆料理が増えたりする傾向があります。
それでも、伝統的な料理や食文化を守ることは、次世代への大切な文化継承となります。
お盆に家族みんなで集まり、心温まる料理を囲むことは、先祖を敬い、家族の絆を深める時間です。伝統的な料理を作りながら、お盆の意味を再確認し、感謝の気持ちを表現してみませんか?
参考文献
お仏壇のはせがわ.(2025). お盆の意味とは?いつ何をすればいい?期間中に避けるべきことも解説.https://www.hasegawa.jp/blogs/kuyou/obon-meaning?srsltid=AfmBOorYriFWNN_gMS1zZbj5takDOzAdgxdzrxBdXQH-jOE_Kk1kINPW
お仏壇のはせがわ.(2025).お盆の定番料理とは?精進料理などのお供え物やタブーな食べ物を紹介.https://www.hasegawa.jp/blogs/kuyou/obon-food?srsltid=AfmBOopplGo9P7qXBKv_gC9ZgdFfeSy_iiykXVVZhtpX6AvmZ6e7EHhe
公益社. (2021). 供養とは?葬儀の後に喪主がすべきことを解説. https://www.koekisha.co.jp/chiebukuro/memorial-service/
燦ホールディングス(株).(2022).お盆にお供えする団子の意味とは?作り方やお供えの際の注意点を紹介.https://www.eranda.jp/column/11968
燦ホールディングス(株).(2022).お盆のお供えにおすすめの果物は?選び方やのしについても紹介.https://www.eranda.jp/column/11766
小さなお葬式.(2025). お盆とはどういうもの?意味や時期、風習を徹底解説!.https://www.osohshiki.jp/column/article/1824/