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山梨が生んだ新しいおいしさ ― 「にじのきらめき」と江﨑新太郎シェフ

山梨県で2023年に県奨励品種として指定されたお米「にじのきらめき」。

その名のとおり、炊き上がった瞬間に一粒一粒が光を受けてきらめくような艶を放ちます。農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)が育成したこの新品種は、高温にも強く、倒れにくく、収量も安定しているという確かな強さを備えながら、食味の評価も非常に高いお米です。

この「にじのきらめき」を語るうえで欠かせないのが、ミシュランガイド東京で7年連続三つ星を獲得した料理人であり、現在は弊社の会長を務める江﨑新太郎です。
にじのきらめきアンバサダーでもある江﨑会長は、八ヶ岳の自然に囲まれた環境で食材と真摯に向き合う中で出会ったこのお米に親しみを込めて「にじきら」と呼び、「粒が大きく、しっかりとした食べごたえがある。冷めてもおいしい。」と、その完成度の高さを語っています。

「にじのきらめき」は、「高温耐性」「耐倒伏性」「多収」という三つの特性を併せ持ちます。

特に、茎(稈:かん)が短く倒れにくいため、収穫期でも品質を保ちやすく、近年の猛暑環境下でも安定した生産が可能です。

食味面では「粒のふっくら感」「噛むほどに広がる甘み」「冷めてもおいしい」という特長をもち、山梨県では平地や高温地帯でも品質が落ちにくいことから、今後の普及が期待されています。


 
自然の恵みと職人の技が出会うとき、食の未来に新たな輝きが生まれる。
 
山梨から始まるこの持続可能なおいしさが、これからの日本の食卓をやさしく照らしていくことでしょう。


参考文献
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構. (n.d.). にじのきらめき 品種詳細. https://www.naro.go.jp/collab/breed/0100/0107/081625.html

山梨県. (2025). にじきら(にじのきらめき)特集ページ. https://www.pref.yamanashi.jp/kakinousui/nijikira.html

YouTube. (2025). にじのきらめき 山梨の大地の恵み 新たに煌めく県産米 [動画]. https://www.youtube.com/watch?v=zl1aqY3E42c

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